土曜!日曜!ACFF!

水曜日から3日間ぶっ倒れていたわけですが、土曜日もまだ体調はいまいちで。
でも無理をしてでもいくのです。
待ちに待った銀座甘いもの会。イザ銀座。で、銀座ってなにがあるんだ(田舎者)


まぁ、読者諸兄のご期待にたがわず迷ったわけだが。道に。
ランドマークを聞いて、目的地ではなくランドマークを訪ねた我々よりも目的地をじかに聞いたかなやんさんの方がクレバーであったということだけは伝えておこう。
呪呪呪呪呪。

一軒目はフルーツパーラー。千疋屋さん。
こじんまりとした店の中に銀座っぽいファミリーやカップルや若者がわんさか。
なにが銀座っぽいのかは一切感知しないまま3組に分かれて着席。
今回同行したミルトン卿とコンビを組んで早速バーバリアンっぷりを発揮。
「すいません、アップルパイなんですけど、ホール(持ち帰り用3150円)で注文できます?」
店員が一瞬「こいつら正気か?」という顔を作りかけるも完璧な礼儀作法の仮面でそんなものはシャットアウト。
5分後、丸々一皿のアップルパイを前に刃を握る獣が二匹。

25分後。完食。
非常においしゅうございました、むぅはぁーっ(台無し)。
いや、リンゴがぎっしり詰まっていてなおかつパイ生地もちゃんとおいしいいいものでした。
ちなみに普通に食べると6分の一の通常サイズは525円ですヨ。


その後フォションアフタヌーンチー(田舎紳士風)をがっはがっはと楽しむべく三越へ。
ざっといず銀座店と日本橋店を間違えてたっぽい。地下一階はお惣菜売り場でした。
デパチカってやつだっ。
そこで聞いたナイス妄言。
「ホワイトデーのお返しに、海苔はいかがでしょうかー?」
呪呪呪呪呪。
ホワイトデー+海苔。これまたオリエンタルなコラボレーション。
その後しばらく歩きつつ「ホワイトデーに海苔をもらって喜ぶというのはどういうシチュエーションか」とボンクラトーク
つぼに入ったらしく、一人笑いつづけるミルトン卿はその日一日笑いのネジが緩みっぱなしだったとか。


で、フォションティールームで茶を飲んで、と思いきや6人中3人はがっつりと喰いに走り。
こちらは負けじとケーキを食してみたり。種類は、なんかみたことない奴(子供的発想)。

セットのサラダやキッシュがやたらとうまそうだったのですが、こっちに出てきたケーキは苺の赤にスポンジと生クリームの白、そしてクリームの緑。
……緑?
メニューを見てみるとピスタチオナッツから作ったクリームらしく、くってみるとこれが濃厚で甘いこと甘いこと。
そういや「鉄鍋のジャン」でスグル君が使ってたなぁ、とか思い出す午後の銀座。
おもな話題は「ときめもオンラインでどのような暴虐ができるのか」(一部誇張有り)
場所も店の雰囲気も台無し。

その後は池袋へ移動してカラオケにいったり、木曽路へ向かう面々を見送って武蔵境で先輩と茶を飲んだりと思った矢先に車で拉致されて都内を引き回されたり。
家に帰って寝たら一気に体調が悪化したとです。




翌日はフラフラでゲーム。後輩トビー君の「ヒミツゲーム」です。
この後輩トビー君、ゲーム参加者を指定して、何のゲームをするのかゲーム終了後まで明かさないままに見たこともないゲームを遊ばせるという悪徳の持ち主でして。
まぁ、学生時代にパラノイアのセカンドエディションを投げつけて「これをくれてやるから遊ばせろ」といった俺は何も悪くない。
メイビー。因果関係は証明できないのですよ陪審員さん。何も。そう。


で。
今回渡されたキャラクターシートも律儀にロゴや出版社名が見事に消されており、証拠隠滅にかける彼のほの暗い心意気が伝わってくるよう。
出来ておるのぅ。
呪呪呪呪呪。


今回のゲームの舞台は現代のロンドン。
キャラクターはプレロール度キャラクターにいらん肉付けをしていけばはい出来上がり。
まぁ、そもそもはじめてのゲームで、判定の方法から説明してもらう必要があるので作る必要がないのは楽なんだけど。
キャラクターシート左上には紋様化された地水火風のエレメント。
どうやらこいつがそれぞれ「肉体的・能動行動」「肉体的・受動行動」「精神的・能動行動」以下略の能力になる模様。
判定によっては、「肉体・能動」の判定に「精神・受動」の能力からダイスプールを借りてきて判定、とか出来るとのこと。
その分、そのターンには減らした分の判定が不利になる。
(この場合は体を動かすのに集中しすぎたために、隠れている相手に気がつく受動的な判定が不利になる)
また風変わりなシステムを持ってきたなぁ。と思っているとさらに出てきたのが戦闘行動オプションの表(トビー自作)。
まぁ、端折って説明すると、このゲームの戦闘は「走って→振りかぶって→屈んで→サイドステップしてから射撃」とか「屈んで→ジャンプして→回転して→殴る」とか、キテレツな複数回行動がごろごろしているのです。
(一部意図的に変なものを集めています)
まぁ、ゲーム中にやってみた感じだと格闘ゲームでコンボをつないでいくような感覚でした。
もっとキテレツにもできるんですが。
「振りかぶって+振りかぶって+振りかぶって+振りかぶって+走りこんで+バースト射撃」とか。
(注意:振りかぶりは白兵ダメージを増やす行動なのでバースト射撃につけても得はない。でも、上記の例が白兵攻撃ならばダメージがドンと増えたりする)

でもって、ロンドンに降り立ったのはこんな奇人変人たち。


■学生■ジョージ・ワット(男性)
サバイバルしたり地理と文化人類学を学んでいたりするはずだが、オープニングシーンで飛行機が落下し、学生としての生活シーンは一度もなかった学生。
立ち位置的にはナチュラルボーン主人公なのだが、役どころは男塾の富樫。
手が突然装甲点無視の鉤爪になったり、感情が高ぶると周囲が燃え上がったりする
プレイヤーはまたも徹夜明けのFelt君。


■政府関係者(ボンド)■チャールズ・フレミング(男性)
イギリスで政府関係者で工作員だったりなんかしちゃったりするのでこのーチョンチョン。
で、やっぱりボンド。ガンフーを使ったり、突如トランポリンを召喚しジョン・ウー飛びをしたりするけどすぐ女を口説くあたりボンド。
個人での戦闘力はおそらく最強。最大の弱点は、立ち位置的に彼が最も常識家であることだった。
プレイヤーはわりと会うのは久しぶりのみずけそ君。


環境保護活動家■シガニー・マホガニー(女性)
タバコが嫌い、都会が嫌い。好きなものはGURPSのルールブック(一部嘘)。
典型的なのかどうかはわからないものの、結構電波のはいりがちな夢見る環境保全活動家。
得意とする獲物は槍とライトシールドである。ってオイ。
うわ、データにそう書いてある、しかも前世キャラだ!
と思ったら結局皆前世に巻き込まれたのは後々の話。
プレイヤーはわりと腐れ縁のホッチ君。


■学者■アーサー・ピューティー(男性)
寝取られて女房とは離婚訴訟中。常に弁護士と電話中の学者先生。
まぁ、モンティパイソンからネタをまんま引っ張ってくるのはどうかと思います。反省。
オカルトと神話学という専攻を見ただけでも胡散くさいのに、スキルにはしっかりと「魔術」。
わーお。
ケンタッキーフライドチキンを生け贄に捧げたり、ロンドン出身の癖に出すネタ出すネタアメリカ映画ばっかり。
ちなみに呪文はかなり有用でした。
プレイヤーは自分。



シナリオは2部に分かれていて、まずは第一部。
飛行機事故で北の海に投げ出されても一人生還した学生ジョージ。
その生還と自己の因果関係を洗うべく彼の身辺調査を行うエージェントのチャールズ。
ジョージの入院している病院は悪の魔術結社によって支配されており、ジョージの身が危ない!
と、病室に駆け込んだチャールズが見たものは悪の結社印だったものらしきミートチョップと、両手が馬鹿でかい鉤詰になってバルタン星人状態のジョージ。


ともかくすわ逃げるべし、とバルタンを洗濯袋に押し込み、洗濯物と一緒に病院の外へと搬送。
そこを通りがかったアーサー(魔法使い教団下っ端)とシガニー(前世)が洗濯袋の中からすごい輝きとか波動とかを感知して接触
正確には、うかつに近寄ったアーサーはチャールズにホールドアップされて拉致された気味。
何とか合流して、なにやらジョージがものすごい魔力の塊であることを知る一行。
「ねぇ、GM。それってどれくらい?」
核融合炉くらい」
核融合(;´Д`)」
「わー、えんがちょー」


でもって、皆が出会うと突如ビジュアルシーン。
ザットイズファンタジー世界っぽい風景、それっぽいルックス。そして白いドレスの女インカミング。
「お久しぶりです、目覚めましたか。ところで今あなた方は狙われています」
トビー節全快の直線的な物言いに横っ面を張り倒され、今自分達が狙われていることと昔々仲間だったことをなし崩し的に理解。
でもって、どうやら敵は魔術結社の人間っぽく、一般人を魔法で操ってこちらを調べている。
操られている人間を捕まえて、彼からのびている魔力の意図をたどっていくと、ロンドン郊外の寄宿舎学校へとのびているではありませんか。
(ちなみに、これらの魔力をみる判定に使う技能は「カー」とかいてあった。バーとカーのあれかヨ!、遊戯王とバカカード以来久しぶりに聞いたよ!)


で、えっちらおっちらロンドン郊外の寄宿舎学校に潜入。
「警備員とかがいますが、やはり魔法で操られているようですね」
「ところで、このバッタの跳躍という呪文があってだな、ジャンプ距離が10倍になるんだ」
「……ざわ……ざわ」


壁を飛び越え、3階くらいの開いている窓に強襲をかけるヤマカシもどき4名。しかも唯一の女性はロングスピアとか抱えてるし、超殺ル気マンマン。
廊下に侵入してみれば、いきなりSMGを持った学生さんたちのお出迎え。
戦闘チュートリアルのはずが、命汚いPLは全体を見なければいけないGMそっちのけで戦闘ルールだけを読み込み、えげつなく勝利。
やっぱり子供たちは「級長」とか言う存在に操られているっぽい。


糸をさらにたどっていくと、子供たちがキャッキャ言う教室にたどり着く。
急ぎ足で走り抜けようとするシガニーに子供罵倒が飛ぶ。
「教室で走っちゃいけないんだよー」
「うるさいね、だまんなボウヤ」
「(無言で銃を抜き、射撃)」
いきなりの戦闘にプレイヤーホッチ君のアドバンシングガード脳が活性化。
「屈み回避→振りかぶり→攻撃→押し込み押し込み!」
銃声が過ぎたあと、そこには串刺しにされた子供と、獲物を高らかに掲げる蛮族の女戦士。
「イヤァーッホゥ! ……あーそういや操られてるんだったっけ、なんてことをー!?」
「おいおい、確信犯じゃなかったのかヨ!」
呪呪呪呪呪。


 一人しょんぼりポケモン化するウッカリ属性プレイヤー、ホッチ君をひきづりつつ、いざ級長の部屋へ。
って、なんで体育館なんだ?
とりあえず交渉できるようになった子供たちに「級長って誰?」と聞いてみた。
「級長はチョースゲーよ」
「あぁ、前まではダメでダメダメな奴だったと思ってたんだけど超すごいよ、俺たち超下僕だね」
はぁ、それって何。逆切れしたノビ太君?


といいつつ感動のご対面。
体育館の置くには安っぽい子供玉座
周囲を埋め尽くす、うず高く積み上げられたポケモンカードニンテンドー、自転車、TVゲーム、ロボット、おもちゃの山!山!山!
玉座に座るのはちょっと小太りっぽい(イメージ)もと苛められッ子A君(暫定仮称)。
「なんだ君たちは、新しい転校生にしては年をとっているな」
「僕はこの学校で一番えらいんだ、先生とかよりもえらいんだ!」
話を要約すると彼は魔法の力で学校周辺の人間を全部操っているらしく、その魔力でジョージを発見し利用しようとしていた模様。
まぁいいや、とりあえずやっつけよう(安直に暴力を多用する傾向)。


「ボクをなめるなヨ! 下賎な人間ごときが!」
「うわぁ、三下魔王の台詞だー」
その瞬間、GMの目がギラリと光る。
「貴様等、気がつかないのか。この入り組んだ学園、天井の常にある世界、広大な空間に積み上げられた……宝の山!!」
「……な、なんだってー(AA略)。ま、まさかぁー」
「そう、余は……ということで、少年がドラゴンに変身しました。サイズは3」
「……俺たちは?」
「人間はサイズ0です」


ぎーにゃー(悲鳴)
ここで明かされる衝撃の新事実。
このシステムの最大の特徴は「大きさは強さ」
そう、サイズが3段階違うと、7段階のダメージランク製のこのゲームで、常に大きいがわからのダメージは3ランク上昇し、小さいがわからのダメージは3ランク減少するのです!!
ちなみに、人間を即死させるダメージがこのドラゴンに入っても、ドラゴンはちょっと怪我してくれるかな? 程度。
まさしく象と人間の喧嘩って奴だ!
なにがすごいってこのゲーム、小さいことによる利点が「何もない」。
大きい方が回避も有利になる(移動距離が大きいから)し、判定も有利。イニシアチブも特に変化なしだ!
ビバギガントサイズ。スーパーサイズ・ミー
呪呪呪呪呪。


さぁ覚悟を決めていってみよう。
ジョージのアーマー効果無視のかぎ爪ならきっとそこそこダメージははいるよ。
成功度6差分を稼いで、チャールズのトランポリンショット(通称)での即死効果(説明:あたるとなんでも死ぬ)とかがあれば勝てるさ。


で、1ラウンド経過。
なんと、一定予想されていたジョージ「だけではなく」自分達が全員ドラゴンの転生である、というか俺ドラゴンじゃーん、ということがおおらかに判明。
しかもサイズ4。ジョージ変身。
「げげぇー、あなたは、あなた様はぁぁぁーーー(三下)」
瞬・殺。
子供イジメ、イクナイ。


生意気な子供を這いつくばらせ、余りの出来事にどうしたものかとぼんやりしていると、隅にあったテレビが臨時ニュースを映し出す。
「皆さん、これはフィクションではありません。ロンドン橋に、竜、竜がぁっ!」
映し出される映像。(ここでGM、ルールブックの挿絵を見せる)
ロンドン橋の上に降り立ち、周囲を睥睨する巨大なドラゴン。隣のページにはおおらかにきのこ雲。
「ロンドンに、ドラゴンがあわられたのです!」
ズギャーン、とここで第一話終了。


で、この日遊んだシステムは「FIREBORN」という未訳ゲームで、
「PC皆実はドラゴンで、人間とドラゴンの形態で敵と戦うゲーム」
なのでした。なんというか、すげー馬鹿で面白い。

第2話の話はまた別の機会に。




そしてフォーミュラーフロント・アーマードコアかいました。
ディスコードペンタゴンでも作ってみようかしら。
対戦しようぜ>Hellbabyパパ、イケダさん