確かこの辺。Ｒ研にてへろへろ（長い）
土曜日：大正大学Ｒ研：へろへろファンタジー（ＧＭ、技術点３君）
えー、あえて言うのであれば「なんでこうなってしまったんだろう」でしょうか。
「大饗宴」に入っているミニＴＲＰＧ
「ヒーロー＆ヒロインファンタジー、略してへろへろ」
なんですが、今回はじめてやりました。
このゲームは結構キャラ作成から特徴的なシステムでして。
「ＨＰの数だけ能力がある」
「ＨＰ一つは能力一つである」
「つまり、ダメージを１点食らうと、ＨＰが一つ減る」
「ＨＰが一つ減ると、その減ったＨＰに当てはめられていた能力が一つなくなる」
という、ダメージを負えば負うほど自分の能力は失われ、ジリ貧になるという
えらくシビアなリソース管理ゲームだったのです。
当然ながら「この能力はなくしても何とかなるけど、これはなくしたら話にならない」
とか、いろいろネチネチと考えるわけで。
でも、イラストは可愛い少年少女がほんわかした冒険を繰り広げていたり。
そんなほんわかしてる暇ないでＳＨＯＯＯＯＯＷ！ 陵辱が足りないでしょオオオオ！
とか、まぁ言いたくなったりもするわけです。
後で確認したら、デザイナーはＯＲＧの和栗さんという方らしく。
「まじかるらんどＲＰＧ」（エロ系イラストレーターさんの可愛い絵とか、ほんわかというより何か抜けてるんじゃないかと思うほどあっけらかんとした世界とか、「お姫様」クラスがあったりとか、売るためかやたらと軽い印象なのだけれどもシステムはかなりガチという昔の怪作）
とか
「幻奏戦記ルリルラ」（割と現役のゲームなのでいろいろ割愛しますがオチとして結構救いのない設定のゲーム。実際の運用は不明）
とか、まぁ、ほのかに悪意が見え隠れするイカスゲームを作っているお人です。
で、まぁ。本来はキャラメイクではＨＰ８らしいのですが、２レベル分下げて（！！）ＨＰ６でキャラクターを作成。
ちなみに自分のキャラは「子供」という特徴を取って「受けるダメージは全て半分（端数切り上げ）になるが、ＨＰは２点低い」という特徴を初手にゲット。
つまりＨＰ４。……ほほぅ。
さて、何の因果か出来上がったキャラクターはこんな連中。
何の因果かサタスペの家賊のごとくおなじ苗字の一族パーティ。
何でかは聞くな。
・老中 水野忠邦
タイムパラドックスにより田沼意次に江戸を追われた老中。
特技は「凶暴化」と途中でヒドラを退治し、血を飲んだときにゲットした「口から酸を吐く」能力。それは果たして既に人間と呼べるものだろうか、否。でもリーダー。
「おのれ田沼ぁ」とかいいつつ凶暴化してアシッドブレスを掃く様はただの岩本虎眼だったという。
・女子中学生 水野スズメ
漫画「金色のガッシュ」に登場する微妙なヒロイン。持ち歩いている果物に顔を描いて、延々と話しかけ続けるのは本当に怖いんでそればっかりやるのは正直どぅか。
回復担当として大活躍をするも、誰かを直すたびに「清らかな心」を消費してすぐにやさぐれる。後にクトゥルフ神話知識を大量に獲得し、キャラクターの方向性がピリオドの向こう側へ。
・小説家 水野ＧＯＯＤ
名前がほぼ無意味だった人その１。特技は観戦モードとか言っていたのだが、観戦させてくれる暇などはなく。
後述するトラベラーとコンビうちをして「悪魔城ドラキュラ３面ボスの下の人」といわれる羽目に。アンラッキーアイテムは斧。
パラライズの呪文を得意として、その成功率は（ＧＭの抵抗ダイスの目の悪さにより）９割近くまで。
・一寸法師映画 水野トラベラー
名前がほぼ無意味だった人その２。ＧＯＯＤとコンビうちをして「悪魔城ドラキュラ３面ボスの上の人」といわれる羽目に。アンラッキーＮＰＣは鞭使いの吸血鬼ハンター。
能力のほとんどは「ダメージ軽減」とかに。目立った能力がない代わりに、敵に対する脅威にはなりきらず、ちっとも攻撃されなかった悲喜劇。
ちなみに「子供」ではあっても「小さいからだ」ではなかったのは秘密。
ダメージを受けて「子供」を失うと急に大人に成長する変な奴だったのだが。
でもって、後から合流した５人目は
・映画監督 水野“シベリア”超特急
ピザ屋。何でピザなのかというのは、説明するのも面倒なんだがプレイヤーが来たときにちょうどＮＰＣのピザ屋が爆発炎上したタイミングで、キャラを作ったら「そのピザ屋が君だったんだ」と言われたため。ザ・フレーバー言いっぱなし。
残念ながら映画は撮らなかった。
シナリオ開始はどこかの密林の中。
ゴブリンの小集団に追跡され、密林に逃げ込んだ水野一門は迷っていた。
周囲にはマラリアを媒介する蚊の群れ。空にはＢ−２９爆撃機。道端には死体と飢えとマラリアに苦しむ日本兵。
……ここはレイテ島ですか？
どこなのかは決して明らかにされないまま、密林を抜けていくと街道が左右に。
スズメが木の棒を倒して行き先を決定しようとするとＧＭがＤ１０を振るべし、と宣託。結果。
木の棒は地面に沈んでいく。
……冗談だよな。と、ＧＭをみると真顔で「手から離れたものがどうなるかテーブル」を作っていたらしく表を参照している。
げげぇ、こいつ目が本気（ルビ：マジ）だぁ！？
調子に乗って何個か投げたら、投げた先で爆発、手元で爆発（ともに本当にダメージが入る）、空に飛んでいって帰ってこない、襲い掛かってくる、東西南北に飛んでいく、などの効果があった。つか、ゲーム内で何度かに分けて実際に全部試したよ！
レイテ島（仮称）で、ゴブリンに追われて、老中水野忠邦と一門が洞窟に逃げ込む。
「おのれ田沼、ワシを亡き者にせんとたくらんだかぁ？」
はい、おじいちゃん錯乱しています。
しかもＧＭ、それらを全て拾いましたよ？
結果「田沼意次の命を受けたゴブリン（注：米兵のカッコをしているらしい）が水野忠邦暗殺のためにレイテ島に上陸」という。夢っぽいなぁ。
でもって、洞窟の中には明らかに人間よりはるかに大きなサイズの扉が。with人骨。
あー、サンプルモンスターにオーがいるもんねぇ。
１２レベルかぁ（生暖かい目）。つまりＨＰ１２。俺ら二人分だね（乾いた笑い）。
覚悟を決めてドアをノック。明らかに外側に開くドアだったのでノックしたスズメを全員で即後ろに引っ張ると、勢いよくドアが開く。
ドア開けるだけで殺す気満々ですよこのＧＭ。
で、奥にはオーガサイズの生活感あふれる四畳半。
薄汚れた台所ではなんか味噌汁か何かを火にかけてあっため中。
レイテ島の奥にそんな大四畳半はいらんがな。
でもまぁ、いるものはしょうがない、と、交渉もできずにあっさり戦闘開始。
一撃を食らって老中水野忠邦、６点ダメージ。
ただ一人追加ＨＰがあったため即死を免れた老中。錯乱しつつも戦列復帰。
結果、水野ＧＯＯＤのパラライズが効果を発揮し、２ラウンドの間相手が止まることに。
その間に回復手段を確認し、何度もパラライズが再使用可能になる効率的手段を確立し、相手をとめてからエンエン殴る戦法完成。
相手がパラライズに抵抗してしまったら（２Ｄ６で７か８以上）即座に崩壊する戦線。
でも何とか勝利。
その後、部屋をあさっていたらいろいろあって火事に。
押入れの隠し通路からなんでかダンジョンなのか地下壕なのかわからないところに脱出して、休憩。ちなみにここで水野超特急がゲームに参加。
その後、３８式歩兵銃を抱えたミノタウロスに襲われ、倒し、食べるものがないのでミノッチを解体して焼肉にし、地下湖ではヒドラに襲われ、タクティカル面だけはまっとうに行動する水野一門は通路に撤退し、相手の攻撃回数を減らしてから戦闘を開始、倒して血を飲む。ここで老中にアシッドブレスの能力が目覚めていたりするがそれはそれ。
その後夜営をすることになり、周囲に鳴子を仕掛けて仮眠。
夜間にゴブリンの襲撃、データを聞いて、２０ＬＶのヒドラを倒していても５Ｌｖのゴブリン５匹には「勝てねぇ」と判断し撤退。
なぜだ。
ちなみに、その後の彷徨中に死にかけの日本兵に遭遇。
システム的に「魔法のアイテム」もＨＰ扱いになることを経験していた一行は、魔法のアイテムをぽりっと渡してみる。
いきなり復活。アイテムをとるとまた瀕死。
いろいろ情報を聞いて、片方の浜には日本軍の残党と避難民が。
もう片方の浜には田沼意次配下のミノタウロスの軍勢がいるらしい。
もうテクスチャーの異常さには誰も突っ込みすら入れない。
伝説の鍵とか、高射砲の残骸の中から拾ったし、ランダムに。
避難民にいたほうにいくと、バンザイクリフとか、はだしのゲンにでてくる海岸とかあんな光景が。で、そこには何でかＳＡＮチェックを要求されるような石碑と地下遺跡。
中に入るとなぜかディープワンと田沼意次一行が相打ちになった後。
いろいろあって田沼意次が最後の命をかけて「門」を開き、なんかショゴスっぽいものが漏れて来る。
ＭＡＪＩ最悪。みなダッシュで逃げる。思わずＲＩＫＩ語になって「逃げましゅぅっぅぅう！！」とかでてくるぐらい逃げる。
ちなみにこのとき、あっち側と交信を試みたスズメのクトゥルフ神話知識はＨＰ４つ分。かなりあっち側。
まぁ、いろいろあってクトゥルフ神話知識で判定して動く船で逃亡したらモチノキ町（ガッシュの主人公たちの住んでいる世界）にショゴスごとワープし、その後最後は江戸城に船ごと突っ込んだら将軍様が一言。
「世の顔を見忘れたか」。
げぇーっ、あなたは這い寄る混沌ーっ！？
いや、ショゴスでしたが。
とりあえずワープの連続でショゴスさんの本体はどこかに置き去りにしてきたので、触手の先っちょあたりとなし崩し的に戦闘開始。
結果。
ショゴスの先っちょ × − ○ 水野一門
決まり手：酸の吐息＋凶暴化
結局、ショゴスは倒したけどゴブリンには勝てなかったヨ！
どっとはらい。
翌日はフラフラでサヴェッジサイエンス。
この辺は亡巨大掲示板にちょっとかいたので省略。
