映画「City of God」雑感

会社帰りに見てきました。
ブラジルの低所得者層の町で、街を支配するワルどもの変遷を描いた感じの作品で。
ワルとかいってみても、はじめ(60年代)は単なる強盗の時代だったものが、70年代に入ってドラッグの販売網を作るものが現れ、80年代にはそれがどんどんと広がったり食い合ったり低年齢化していったり。
まぁ年代で全てが変わるわけでもないんですが。

音楽はあくまでも陽気で、映像の見せ方も時折画面が分割されたり色調が変わったり、内容が結構陰鬱なのに見ていて結構爽快感があります。

10歳前後の子供たちが「粉も吸ったし葉っぱもやった、強盗もしたし人も殺した、だから俺は大人だ!」と自慢しあうシーンなどはもう悲惨とかそんな感覚はなく、単に厨房臭さを感じるだけで大変よろしいです。
リアル厨房が拳銃とか持てばそうなるよなぁ。

まぁ、ネタばれするようなものはあまりないのですが、個人的にかなり楽しかったのでお勧めです。
サタスペスキーは是非見ておいていいんじゃないかな。

(追記)
あ、そうそう。
多分目が痛くなるから、小さな上映館でも最前列で見るのはオススメしないぜ。
むしろ大泉のシネコンとかみたいに、後ろの席が結構高い位置にある映画館で後ろから見るとよさげかも。