予告出来たよー

“冒険の扉につれていってやろう。
 ただし、運命に挑戦するその扉を開けるのは君だ“

ティエリー・サビーヌ。パリ〜ダカールラリー創始者
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それは壮大な茶番で
それは深遠な計画で
……それは、誰かが残した夢の名残。


レース!
それは大いなる興奮の坩堝。
レース!
つまらない意地と、子供っぽい名誉欲に溢れた冒険者達の競技。

1979年に産声を上げた、手作りの長距離レース。
戦争も、宗教も、人種も、すべて飛び越えて。
パリを出発し、地中海を越え、西アフリカのダカールへ。
ただ一つの目的へと向かう、10000kmの過酷なラリー。


可能性戦争のさなか、一人の夢想家が夢を語った。
「もう一度、はじめればいいじゃないか」
戦争も、宗教も、人種も、すべて飛び越えて。
世界すら飛び越えて、大地を蹴立てて、ラリーは進む。


サイバー教皇領内のコアアース都市パリを出発し、嵐の壁と教会警察の包囲網を強行突破しろ。

フランスを通り抜け、サイゴイルの群生する山脈を抜け、嵐の舞い踊る海峡を越えろ。

アフリカに上陸し、ナイル帝国の前線を突き破って、ダカールへ駆け抜けろ。


戦争という時代を選んだ主催者。
冒険心という熱病に冒された参加者達。
世界の表で、裏で、誰も全体を把握することも出来ないままにレースは転がりだす。



それは巨大な陰謀で
それは幼稚な見世物で
……それでもそれは、可能性という名の物語。


トーグオンリーコンベンション用企画セッション
「華麗なるレース」