年末年始覚書(1)

今更ですがあけましておめでとうございます。
昨年はお世話になりました、本年も迷惑をおかけするとは思いますが、今年も宜しく。


でもって年末年始の覚書。

12月29日:コミケ一日目。

この日は特に行くところも(多分)ないし、翌日の準備があったのでアパートでごろごろしながら本をおったり、100円ショップ(あいてて良かった)に行ってコミケのときに使う細かな買出しをしたり。雪が降ってくるのを眺めたり。修羅場の先輩から電話がかかってきたりもしましたが何だかんだで力にはなれず寝る。
睡眠時間は合計4時間くらい。
まぁ、29日の朝は昼頃まで惰眠をむさぼっていたんですが。


12月30日:コミケ2日目。

アパートが遠いため&朝っぱらまで(正確には4時に起きてから6時過ぎに出発するまで)ちょっと書き物をしていたために待ち合わせに遅刻。会場入りが9時ぎりぎりだったので、委託を受ける約束をしていた見世物小屋の@蘇芳さんと友人のdczさん(最近はロマンというほうが通るかも)に迷惑をかける。いやぁ申し分けない。つか、dczさんが来てくれていて助かった。


両隣のサークルさん(片方は同じTORGサークルのさぁまる帝国さん。もう片方は天羅万象のサークルさんでした。女性ばかりのサークルさんで、うちと比べて何と華やかなことか)に挨拶を済ませ、ぼんやりした頭で開場を迎える。
速水さんに頼まれていた本を買いに行こうかと思っていたけれども店番をしていると買いにいけないことが判明(馬鹿の顔)。
ボストーク通信社(速水さんのサークル)で売り子をしている魚蹴さんが近くを通ったので、TRPG系のところ以外の本を買っておいてもらうように依頼。ありがとうありがとう。そして自分の分を買ってきてもらうのをすっかり忘れていたことに今気が付く。
まぁ、変えなかった本は酸っぱいからいいや。今度速水さんに見せてもらおう。

今回買った本はまぁいろいろ。
お隣の天羅サークルさんの本は、はじめは天羅はここ数年遊んでいないし、スルーしようかなぁ、とおもっていたんですが脇から見ていると結構力が入っている感じ。うちとはえらい違いだなぁ、とひとしきり反省。
午後にはなくなりそうだったので、ついつい横から購入。
でもって今回入手した本の中からちょっと気に入った・印象深い本をピックアップ。


・「トーグ様が見てる」(@蘇芳/サークル見世物小屋
 うちで扱った委託品で、文庫本。お友達の@蘇芳さんの力作です。
 トーグオンリーコンベンションで実際に遊んでいる姿はちょっと見ていたんですが、こうして本になった姿を見ると「なんじゃぁこりゃぁ!?」と叫びたくなります。
 いやはや、表紙から、カバーをひん剥いたところからネタ満載。通るお客さんも大半はこの本を見てぴたりと足が止まる。小さいけれども客寄せ効果は抜群でした。はい。
 自分は「マリア様が見てる」は一巻だけ読んで、その後が続かなかった身なのですが、この本は3巻までのねたを主に使っているとか。読み直すべきか、それとも。むぅ。


・「ニューロDECK」(火塚たつや/presented by Tatuya)
トーキョーN◎VA−Dのシナリオ集。長年の腐れ縁の友人のサークル(オリジナルTRPG系)で委託されていたのでちょっと取り合わせにびっくり。各スタイルに対応した26本のシナリオが載っている分厚い本でした。スゲー(馬鹿っ面)。
 まだはじめの少ししか読んでいないんですが、ちょっと読んでいて疲れるのは難点かなぁ。それとも自分の気力が衰えただけじゃろうか。
 プレアクト用のシートが本文とは別に用意してあったり、ゲストのデータが達成値最大25環境と、無制限環境の2パターン作ってあるところなど、細かいところに気が利いていて感心するところも多々あります。これは見習おう。
 後日新年会に持っていったら皆で回し読みしていたのが面白いところ。いやぁ、読む前からここまで話の種になるとは思いませんでした。


・「二つの民の物語」(鳳未朝陽鳴/鳳鳴舎)
 長年の腐れ縁の友人鳳さんのオリジナル。もともとは「ウォーロック」誌の読者参加企画「二つの川の物語」を自分流に作ってみたかったとか聞いた覚えが。
 自分はウォーロックはあまり読めてなかったので、いわれてもあまりわからないのですが。ははは(乾笑)
 システムについてはまだ読み込んでないんですが、以前から話は聞いていたのでシステム的にどう先住民族と移住してきた民族の差を出すのかは気になるところ。あと、本人は「争いで物事を解決するのではなく、お互いがお互いを尊重して一緒になったり済み分けたりする解決方法を提示するように仕向けたい」といってたんですが、それがシステムに組み込まれているかどうかは気になるところ。
 オデは新しき民と古き民の対立とかドロドロした憎しみあいとか殺し合いのほうが物事をあまり考えなくていいし、派手だし客受けがいいからそっちにしようぜー、と未だにいいつづける平行線。


・「宵闇の蛍」(sister A's room on line/sister A)
 今回お隣になったサークルさんの天羅(おそらくシステムは零)本。装丁とかレイアウトがすごくしっかりしていて感心して購入。内容は今読んでいるのですが、もともとはBBSセッションだった模様。読み慣れない構成なのではじめちょっと戸惑いましたが、結構面白いなぁ。しかし、これ各参加者さんが掲示板に書き込んだものをそのまま(一定の編集はするだろうけど)載せているのかしらん。割と文章が統一されている印象をうけますよ。(普通の文章と、明確に漢字の使用割合が多い文章との違いがあるくらいかな)
 読んでいて久しぶりに天羅をやってみたくもなったのですが、はてさて。高校の終わりだか大学生のはじめだかの頃に結構やってたんだけどなぁ。


・「キッテハッテ 右往左往」(速水螺旋人/ボストーク通信社)
 打ち上げで河豚を食べそこなったという速水さんの新作ラクガキ本。内容は毎度楽しんでいるし、文章では伝えにくいので伝える努力は放棄。(ひどい)
 一番愉快どころは、入稿日ではないかと。


・「巫女忍 案図帳」(まるかた/あんず屋)
 毎回チェックしているあんず屋さんのラクガキ本。今回は「メイドと忍者と巫女」という、ある種合体事故のような本。能天気に眺めていて楽しめるのでついついチェックを入れてしまうのです。今回はメカ度は低めでしたけど、これはこれで。


・「FULL SWING GIRLS 萌えろ関口さん、だず」(ITOYOKO/トラ屋):18禁
 もしかしたら今回一番お気に入り。
 映画「SWING−GIRLS」のエロパロなんですが、これがまぁよく出来てる。映画見た人にはかなりお勧め(男性向けエロ本なので基本的に女性にはちょっとお勧めしかねますが)。
 エロパワーもなかなか良いのですが、ネタで笑ってしまってなかなか実用に耐えません。いろいろな意味で困った作品かも。やっぱ野球部の井上先輩ネタは使うヨなぁ。


 今回唯一残念だったのは、mixiでちょっとだけ面識の出来た龍炎狼牙さんのサークルにご挨拶に行ったのですが、時間が時間(13時くらい)だったのでご本人は外出中。龍炎さんの新刊もどうやら既になかった模様。(それでもしっかりと他の方の描いているVセイバー本を買ってきているあたり業が深い)
 まぁ、会えなかったものはしょうがないので次の機会を待ちます。はい。

 その後はちょいと企業ブースにいって、TBSさんに企画を持ち込んでみたり(そんなイベントがあったのです。存在を知ったのは29日で、実質作業時間は2時間弱なんでほんとダメ元で行っただけなんですが)したあとに撤収。
 合計4人、友人なゆたさんの車に積んで貰って撤収。今日の売上の黒字分で飯でも食おう、と月島でもんじゃを食べる。その後運転手なゆたさん撃沈。もう一人の免許所持者である吹雪先輩は既に飲んでおり、マニュアル運転するのは数年ぶり、しかもペーパードライバーという自分が東京駅のまん前から車を運転するハメに。
 初手からサイドブレーキを下げわすれてエンストこくのは超恥じらいモノでした。
 そんなこんなで日は暮れて31日に続く。

でもまぁ、今日はこの辺で次の岩に。