犬キングダム

迷宮キングダムを遊んできましたよ、と。

今回は突発的にホテル浦島での最後のJGCの時にマイ卓(フリー)に遊びにきてくれて以来、お互いに認識しているもののあっていなかったadiさんと遊ぼう企画。
偶然13日が開いてしまい、いろいろ声をかけた結果adiさんが捕獲され、その後次々と集まる勇者達。
迷宮には以下の4人が挑むこととなりました。


王国の名は「自由路地裏市」。
そこはドッグブリーダーたちの理想郷。
犬を君主と仰ぎ、犬に仕える事を良しとした愛犬家達の茶番理想郷。
はじめは国王と神官が「犬なんですよ」と言い出した時点で

「あぁ、今日もまたキテレツなテクスチャーの王国が出来上がる。
 迷宮キングダム初体験の人も来るのに何考えていやがるコノヤロウ」

とかぼんやり考えていたわけですが、いやいやどうして。
人間側プレイヤー(注意:迷宮キングダムは犬と人間が勢力争いをするゲームではありません)との話し合いの結果、「きっとここは毎年一番毛並みのよい犬を『国王』として祭り上げる愛犬家とブリーダーの集合体に違いない」という話に。
おお、なんだか普通に見えてきた。
「で、国王以下血統書付きの名犬の種付けとか、ペットの販売で生計を立てている」
おぉ。なんかかなり犬であることを利用した設定まで。
夢っぽさはだいぶ減ってみたような気がしますよ?
犬が普通に喋ることを除けば。

まぁ、喋るのが犬だろうが猫だろうが電信柱だろうがPCとして問題なく活動してくれるならば、国民はついてくるものです。
では、それいけランドメイカー。

国王:シューベルト
タバコと金勘定の好きな毛並みのよい国王犬。
ライバルは隣国の飼い犬ベートーベン。
無茶苦茶おっさんくさい金勘定動作の後に、媚に満ちた犬動作を繰り返す奇怪な犬。
国民は彼を見るたびに「おぉ〜ヨシヨシヨシ(ガシガシ)」とムツゴロウさんアクションを繰り返す。
騎士がいないために、武勇の高い狩猟犬になった。
ジョブは「狩人」→「武人」
PLはShowさん。


大臣:帰ってきたコルセスカ
列強名前表を振って、どうやらダイナマイト帝国流れらしいと決まった人間の犬嫌いナオン。
子供も嫌い。
2シナリオ目でうっかり現場にいた国民の過半数を処刑してしまうお茶目なマローダーとしての一面も持つ。
銃を撃てば命中し、ダメージもコンスタントにたたき出す。
<転送>を取得してからは鬼神のごとき悪辣さを発揮し始めることに。
ジョブは「召還士」
PLは泥酔さん。


忍者:クサ
名前などは一切秘めて語らない忍者。
好感度があがってフラグイベントが発生すると、意外と可愛い本名を聞くことができる。
貴族の生まれだけど、この国の貴族って多分犬。なので「犬の家に養子に入った」などと恐ろしい憶測が乱れ飛んだが本人は黙して語らず。
犬好きで、犬国王に忠誠心を見せていたはずなのだが、あっという間に険悪な中に。
1シナリオ目では武勇の低さから前線で「死なないけど倒せない」といわれていたものの、一回目の成長で<武楽>を取得して以来、なぜかダメージが半端なく高く出始めた奇跡の人。
2シナリオ目のダメージダイスの平均値は、多分1D6で5を超えていた。
ジョブは「貴族」→「盗賊」
PLはadiさん。


神官:スパイダー犬2世
スパイダーケンではなくスパイダーいぬ。
フレーバーおしりから糸を出し、ウェブシュートで敵を無力化(実際には銃で撃っているので死んでいる)する、深き者どもをあがめる神官。
傷を治しているときに、同じ犬の国王に対しては高い回復量を誇りつつも、人間である草に対しては2D6で4以下しか出ないという犬種差別主義神官であることが判明。
この減少はしばらく続いて、問題の根深さを実感させた。
時々吐く言動の毒の濃さが周囲を震え上がらせるあたり、PLの心意気を感じる。
ジョブは「料理人」
PLはMBCさん。


1シナリオ目は付属シナリオ「花冠の戴冠式
国王であるシューベルトが犬なので、行方不明になった女の子は元はシューベルトの飼い主である事に。
元飼い主のピンチに発奮する王犬シューベルト
シナリオは順調にすすみ、モンスター大虐殺を交えつつも飼い主救出に成功。
飼い主に花を編んで作った首輪をもらい、紐で引かれて威風堂々と国許へ帰る王様とランドメイカー一行。
犬の散歩にしかみえねぇ。



2シナリオ目は自作の「すべての民が消えた夜に」
事実上2部屋しかないショートダンジョンです。
もともと、短い部屋で、リソースを制限して、宮廷内の敵意をガリガリ上げていやムードで遊んでもらおうというシナリオなのですが、ことごとくシューベルトとクサの仲だけが悪くなっていくことに。
「何やってんだこの駄犬!」
「くぅ、人間の癖に生意気な!」
そして皆から愛されているのは国王シューベルトで、かわいそうなことにクサは誰からも好意をもらえていません。
そりゃ貴族も辞めたくなるし、ぐれて盗賊に身を落としたくもなるわな。
シナリオ自体はさっくりクリア。
店に入ったのが12:30で、19時までの6時間半でキャラメイクから2セッション遊べているので結構順調でした。
まぁ、踏破した部屋数は実質5部屋だけなんだけどナ!



今回新規のエラッタ適応で二面人が強くなったこと強くなったこと。
それとはべつで、<転送>のエラッタ適応で転送が馬鹿みたいに強くなったことまぁ本当に。
10点未満のダメージ、出しても当たる気がまったくしません。
そういえば、今の状態だと「自分の味方が別の味方にダメージを与えて、そこに<転送>を行い、敵キャラクターを選択して無条件でダメージを与える」という先方が取れることが判明。
なんか、FFシリーズで「自分にリフレクかけてから自分に魔法を撃つ」みたいな。


ゲームのあとは、カップルでにぎわう池袋の中でひっそりすいている微妙な喫茶店サルビアにて食事。
結構この店すきなんだけど、人気が出ない理由もわからなくはない。

隣の部屋でゲームをしていたadiさんのお友達の方々からお一人が合流。
(名前は伺ったんですが、本名っぽいので仮にHさんと呼称)
Hさんと自分とでadiさんにTORGがいかに面白いゲームであるか懇々と語ったり。
カツカツのゲームの話や、全滅したゲームの話や、馬鹿なゲームの話などだらだらとする。
いろいろな人と遊びたいですねぇ、と話したりしつつぼんやりトークをしていると21時を回ったので、その辺で解散。
今にいたるというわけなのでした。


あぁ、明日までにコミケの申し込み書かないと。