マンチはダイスの目が悪いという俗説をキミは信じるか?

今日はサタスペ
面子はこんな感じ。


今日の亜侠チームは、大大阪のカルマカードをランダムに一枚引いてもらってカルマパッケージを決定した1レベル底上げ亜侠。
PLたちはチームカルマとして番外地「ドラゴン」より「一門」を選択。
そう、武術亜侠チームの誕生である。
でもって、チーム名は流派の名前を使おうということになり決定された。
流派の名前は「マンチ拳」
チーム名は「マンチ拳戦闘青年団」だったとか。
ちなみに、マンチ拳は開祖ゲオルグ・フントが世界各国の武術の資料をかき集めて、
「とにかくデータ的に有利そうなものを」とかき集めた通信教育拳法である。
共通の衣装は「オタク」。
各人は任意の格闘ゲームのキャラっぽいコスプレをしているのが特徴だ。



●ゲオルグ・フント:32歳男性、ドイツ国籍。リーダー/ダメ人間
好きな映画「欲望に明日はない」

黄色いトラックスーツをきた小男。
マンチ拳の創始者にしてチームリーダー。正真正銘のオタクであったりなかったり。
セッション中様々な事情から、その拳を振るうことは一度もなかったりと、かなりどこが一門なのかさっぱりわからない活躍ぶりを見せる。
でも皆には尊敬されていて、師匠、師匠と呼ばれる。
戦闘で倒れた仲間を見下ろし「だが奴は我等の中では一番の小者」と言い放つあたり大物。
多分アグネス仮面とかに出来てきてもおかしくない。
PLは後輩トビー君。


オスマン・アジズ:27歳男性、イラン国籍。裏方/ペテン師
好きな映画「暗黒街戦争、完結編」

金髪ツインテールにセーラー服のコスプレをした大男。
アラーの啓示を受けて大阪に渡り、ゲオルグと出会い弟子となった。これもまた神のお導きである。
まぁつまり沢近ポーザーというよりは執事ポーザー。
何で女装をしているのかはPC的には神のお告げ。PL的には「いつのまにか自然とそうなって」。
テクスチャーの動作が不安定なのに行動の基礎はいたって常識的なところが不安をさそう。
PLは最近よく遊んでるたんたんさん。


●平賀・ノートン・田西:18歳男性、アルゼンチン国籍。道化師/裏職人
好きな映画「ヌーベル太陽の逆襲」

改造巫女服を着て、美少女のお面をつけた男。多分妖怪だと思う。
もともとコスプレイヤーで、メンバーの衣装は彼が逐一作成したものである。
合成の異能をとったからって巫女服とナース服を合成しようとしなくてもよろしい。
確かオタクの趣味は持っていなかったような気がするものの、気にしないことに。
ダイスをいっぱい振る道化師として名に恥じない活躍を見せた。
で、なんで女装した格闘家が多いんだここ。
PLはサタスペ初体験の後輩D−One君。


●ミハイル高木:25歳男性、ロシア国籍。荒事屋/殺し屋
好きな映画「天国に何が起こったか、地獄変

寒い国からやってきた、ロシア軍服を身につけたロシア人。
その軍服はあくまでもコスプレであって元軍人とかではまったくもって、ない。
軍人ではないオタク格闘家の割にはかなりのキリングマシーンであることを見せつけた。今日の名言は「どうせサタスペのキャラなんだから、人ごみの中にフルオート撃ちこむ位普通ですよ」
いや、それもどうかと。
PLは最近割り切り方がはっきりしすぎてきたような気がする後輩ヘタレT君。


デュパン東方:22歳男性、フランス国籍。専門家/用心棒
好きな映画「俺たちのレース〜大阪死闘編〜」

愛馬に乗って現れる、提灯ブルマの王子様。薔薇を加えて登場し、薔薇で攻撃する鞍馬生命体。(非元力士)
用心棒の代償「守るべきもの」で、家には「委員長」と呼ばれる恋人が同居している。
フランスにも委員長キャラはいるのかのぅ(よぼよぼ)。

「あ、今回<守るべきもの>が登場します」
「とりあえず一応データはつけましょうか、一般人モンスターの中から何か選びます?」「頭のいい子がいい」
「はぁ、じゃぁ医者とかですかね。こいつ倒れたら用心棒の異能使えないんで」
とかやっていたんですが、まさかこの思いつきで出来たNPCがシナリオを左右するとは思ってもいませんでした。
間違いなく今回一番場を沸かせたキャラクター。
PLは遊ぶのは久々のからくりさん。



●今回遊んだのは自作シナリオ「太陽を盗んだ男たち」
ザットイズ酷いシナリオ。

基本ラインは「状況の説明」→「情報の収集」→「戦闘」という、いたって単純なもの。
核爆弾を持ち逃げしたコンビナート内部の裏切り者を捕まえればいいはずが、到着してみると既に何者かに襲われた後。
犯人達の車のエンジン音が遠ざかるなか、目の前を裏切り者が乗っていたのと同じ型の現金輸送車が通る。
ナニはともかく襲撃犯を追いかける、と平賀がハカマを振り乱し、美少女顔のお面で車道に飛び出し、ヒッチハイク
「まぁ、恋愛で判定して、ファンブルしたら跳ねられるから」
即効ファンブル。ダメージ軽減判定でもファンブルをたたき出し7ダメージが貫通。
セッション開始2分で巫女マンは空を飛び、大地に叩きつけられる。
皆真っ青。

1日3WTの1WT目を、即効でデュパンの住処に送還され、委員長の治療を受ける平賀。まさか早速データを使うとは誰も思っていなかったといいます。
ちなみに、委員長は恋人なんだから、といきなり値切りに入るデュパン。生活は2。


で。
逃亡した襲撃藩達は目だし帽に野球チームのユニホームの5人組、という情報を元に情報収集にはいるマンチ拳一門。
おそらく1日の間に捕まえられれば問題ないだろう、ということできりきり行動開始。
一人治療中といっても5人もいるし、生活が低いために複数回行動も簡単なメンバーもいるのでまぁ余裕だろう、と思っていたところ。

即効でゲオルグファンブル。OSの再インストールで丸一日つぶれ、その日は無理をしてしまうことに。
一門の代償「節制」が早速発動。一切の奥義を封じられる開祖ゲオルグ
このときから彼の口プロレス人生が始まったという。
皆くらい顔。

恋愛亜侠でもあるデュパン
一部既に予想されているかもしれないが、やっぱりファンブルして性病にかかる。
一日以内に医者にかからないと、鼻がもげてしまうことに。
価格的には到底払えないし、時間もない。頼めそうなのは……委員長。
自分の彼女に対して『他の女から性病もらっちゃったからなおして』と言い放つことになるデュパンの明日はどっちだ。

ちなみにこの時点でようやっと1WT目終了。
既にチーム半壊である。


オスマンは順調に調査を進め、クトゥルフ神話知識が増えたりSANが減ったり。
その直後、平賀のファンブル(ピンゾロ)がオスマンに降りかかり、オスマンは一時的発狂に陥る。ここでも一日行動不能になるものが発生。
だんだんとみんなの顔が暗くなっていく。

生活の低いメンバーが次々と行動不能に陥り、泣きながら生活5のミハイルが財布を削って情報収集に奔走。
何とか情報は集まり、犯人が特定できた。
次は彼等の個人情報と居場所を探す必要があるってのに、既にみんな心は満身創痍。

3WT目。いよいよここで治療を受けないと鼻がもげるフランス男デュパン
委員長は守るべきものの代償で出てきているNPCであって、ルール的には厳密には恋人ではない。
既に一回サービスで治療を行っているし、これ以上は本当に恋人にしてからではないとダメじゃー、というDD判断により、デュパンは夜の学校に委員長を呼び出す。
しかも手紙には「あの頃みたいに学生服で」という指定付き。
……フランス人じゃなかったのか、君たち。


ここでDD一計を案じる。
さて、恋愛のアプローチで有利にことを進めるには衣装とかプレゼントとか趣味とかをあわせた方がいい、というのは伝えた上で、確定で委員長は服装の種別がオタクではないよ、と一言。
かといって衣装が一人だけ変わると一門の条件を満たせない。
委員長は白衣でやってくるだろう、という予測の元、デュパンは皆に一つの提案をする。
「一門の制服を白衣(ナース)に変えよう」

チームメンバー皆の承認をえて、皆が一斉に衣装チェンジ。
発狂している最中のオスマンも、OSインストール中のゲオルグも一斉に白衣に着替えだす3WT。
ここに「ナースマンチ拳」爆誕


これで委員長が白衣でこなかったら笑う以外ない。
DDは「スーツで来る」「白衣のまま」「本当に学生服で来る」の3パターンを用意し、ランダムにダイスで決定。
見事に白衣で登場し、無事に有利な修正をゲットしたといいます。
オルグいわく「有利な修正はポリシーを曲げてでもとる、これぞマンチ拳」


結果「無言で押し倒す」に成功し、つか性交しというべきか。
無事に治療を受けることが出来、鼻がもげることは回避されたといいます。
……それって、無理やり彼女にも病気を移して治さざるをえないよう(ぶつっ)
いや、愛の力は偉大です。


みんな力尽き、情報が集まらないまま夜に。
無理も出来ずに眠るメンバーをよそに、開祖ゲオルグは一人情報収集を開始します。
(厳密にはファンブルの結果は朝まで動けなくなる解釈が正しいと思うものの、余りにも暇そうだったので行動できるようにしたのです)

皆のみてないところではなんだかものすごく順調なゲオルグ、間違いメールでネカマと恋に落ちつつも無事に情報をゲットしています。
(DDより注釈:実は3WTの最後の時点で犯人達のいるであろう場所の情報は出ていましたが、最後の個人情報などが確認出来ていなかったために&動けない人がいたために行動に移っていなかったのです)


そして、時間的には6WT目(夜の無理分で2WT過ぎた)の朝。
ミナミにある大衆居酒屋「太閤」にて決戦の火蓋は切って落とされたのでした。
と、ここから先はまぁ戦闘シーン&ちょいとネタバレなので伏せますが、ちょいっとDDのダイス目良すぎ。
7点程度のダメージなら、ほぼすべてダメージを止めていました。
まぁ、慣れてきていればダメージ7点なんて数字は出さないという意見もあるでしょうが、買い物をする時間などは一切なかったということも付け加えておきましょう。



ちなみに核爆弾は爆発数秒前まで言ったものの、最後の酷いとんち(賞賛の言葉)でギリギリで起動を阻止され、ミナミに巨大なきのこ雲が立ち上ることはなかったのでした。
でも、戦闘中のなんだか不孝な事故でオスマンが死んでいるのは秘密だ。

と、この辺で会場の時間ぎれとなってしまい、スピークイージーは出来なかったのが残何無念。
今後の修正ポイントも見えてきたし、このシナリオはまたどこかで遊ぼうかと思っています。