BBNT遊んできました。

日曜日の話なんですが。

ちなみに土曜日は夜っぴてヴァン・ヘルシングを見てました。
前半のこまやかなギミックとか背景の凝り方(これは中盤のブタペストのダンスパーティ会場も)と、後半の無茶苦茶大味な怪獣大決戦とはまるで別の映画のようでした(笑)
ネタばれは避けますが、見に行った面子内での一番人気は主人公の相棒、半聖半俗の修道士カール君だったと一言添えておきます。
いや、マジでいいキャラなんだってば。


でもって日曜日のBBNT。
JGCで先行発売されたTRPG「ビーストバインド・ニューテスタメント」です。
参加面子はこんな感じで。
しかし、それにしてもPC4人中3人(自分含む)がフルスクラッチってのはどういう了見だ(笑)


使用したシナリオは付属シナリオの1と2。立ち位置は「シナリオ1→シナリオ2」で。
PCが一人足りないので、一部立ち位置を合成していたりしますがその辺はご愛嬌。
特に困ることもなかったし。


GM:“いい声の”黒野さん
実はGMするのが超久しぶりという黒野さん。
もともと渋いいい声をしているので、その声でエキセントリックなNPCを演じられるとかなりたまらんものが。
そしてPC1のラブコメシーンでは耐え切れずに煙を噴く始末。
ああ。


PC1→1:相馬人見(そうま・ひとみ)/凶眼の継承者
イレギュラー/アーティファクト:高校生
17歳男性。血のつながらない両親に育てられ、自分の力には最近自覚したPC1。
実の父親は“律の破壊者”と呼ばれるほどの高名な魔術師で、その遺産を継承している。
一般人に近い立ち位置を求められるのはPC1の特色か。
今回はPC2の探偵、雪村の押しかけ弟子(魔物としての力が覚醒した相馬に制御方法とかを教えていた、などの設定)として「師匠と弟子」パターンのバディを組んでいました。
それにしても、一般の高校生としてヒロイン達とラブコメロールをしたりしつつ、戦闘時に魔獣化すると性別が女になってしまうという変異のせいで「うおー、魔獣かしたくねー」と必死になる姿にはみなが涙したといいます。
さすがにカッコつかないかなぁ(笑)
PLは“力のマンチ”イケダさん。


PC2、5→3:雪村刹(ゆきむら・せつ)/ピースメイカ
マジシャン/アーティファクト:探偵
30代の外見、男性。自称「正義の味方」
モデルはFate/Staynightの衛宮パパらしく、拳銃型の魔器(魔弾)を所持。
その拳銃の外見がコルトシングルアクションアーミー(コルトSAA、通称ピースメーカー)であることと、本人の生き様から魔の名である「ピースメイカー」がついたとか。
PC1の師匠的な立ち位置でバディを組んでいたため、本人が前に出るタイプの正義の味方ではなかったですな(PC1を前に出す以上当然だけど)。
アーティファクトゆえの低いコストを生かして大ダメージをたたき出していました。
(BBNTでは特技を使う際に人間性が減る。ブレカナで言うDPを消費するイメージで、回復量はブレカナより低め。むしろDXより低いのでは)
PLは妖さん。


PC3→2,4:ヘルガ・パラティーノ/鍵の公女
デーモン/イレギュラー:その他(有閑階級)
14歳の外見、ペド子。
大きな鍵型の魔剣/魔宝を爺やと称して連れ歩いているあたりドロロンえんま君っぽい。
はじめはルール理解のためにブレカナでの持ちキャラをコンバートしてみただけだったのですが、立ち位置的に都合がよかったので使ってみました。
ドイツ風の名前とローマ式の家名なのは、前半コンバート、後半はちょうど塩野七海のローマ人の物語を読んでいたからというのは僕と君との秘密。
家柄もよさげな魔界の娘っ子ということで、一歩間違うと二次元ドリームノベルズ世界に旅立ってしまいかねない危険生命体かも。
立ち位置的には「その弱さゆえに人を愛する悪魔」とかそんな感じ?
シナリオ2では天使の推奨枠があるのですが、天使がいなかったために対極にいる悪魔であるこいつがその枠に入ってみたりしました。
PLは自分。


PC4→PC5:松田士狼(まつだ・しろう)/ラスト・スタンディング・ウルフ
ビースト/フルメタル:警察官
30歳男性。面子内で唯一のルールブック未所持のため(ってわけでもないけど)アーキタイプの「法の番犬」を使用。
警視庁死霊課がまだ残っていることと、その組織のエンブレムに一同仰天。
相馬と雪村がバディを組んでいるので、ヘルガとバディを組むほうがやりやすかろうと何かとコンビを組んでくれたわけですが、関係がすぐに「劣等感」とかになるのはなぜだ(笑)
(答:絆判定で失敗したから)
そのうち彼に食われるね、ペド子。(そういいつつ地下スレに)
それはともかく、警察系立ち位置は治安を護るとか犯罪者魔物を刈るとかのモチベーションが初期からつけやすい分、セッション中でのNPCとの絡みがちょっと少なめ。
(PC4という立ち位置である以上、いない可能性も考慮されているだろうからあまり重要なNPCと絡めにくいというのはわからなくもないんですが)
PLは鯱さん。


セッション自体はうまくいったほうではないかと。
ボス戦闘よりもクラードとの戦闘でいかに人間性を減らさないかとかに注意しなければいけないのは微妙におもしろいですけどね。

1シナリオ目はPC5が楽しい。特にGMが楽しそうでしたし、あれはぜひともPLにやってほしい場面でもありました。
魔物だからこれくらいイイキになってもいいよね、って感じで。
PC2とPC5はまとめてもあまり問題がなさそうなので、やれたらやっとけ、という感じでしょうか。
個人的には3と5もまとめられなくはないと思いますが、3は結構モチベーションがつけやすいのでなくてもいいかな。PC1は論外、4は微妙かなぁ。


2シナリオ目ではPC2はかなりがんばりすぎ、というかむしろPC5っぽい超人の立ち位置です。
まぁ、それは設定というか因縁のあるNPCの設定にあわせたらそうなるってだけなので、そこまで気にしなくてもゲームは遊べるんですが。
あと、法の番犬(PC4→5)は通して遊ぶとちょいとNPCとの絡みが他に持っていかれがちでちょっと寂しいかもしれません。
その分他のPCと絡むか、因縁のあるNPCとの絡みのシーンを補強したり増やしたりするほうがいいのかもしれませんね。