昨今妄想

「アメコミっぽい」
という表現には何が似合うのだろうか、なんてふと考えてみる。
漫画がカラーになっていればいいのか。
とか、そういうことでもなく。
目に見えるところではなく、たとえば世界の設定とか、キャラクターの設定とか、どうすれば多くの人がアメコミっぽいと感じるのだろうか。と。
まぁ、ありていに言うとゲームのねたにできないかなぁ、とか。
シナリオの種にならないかなぁ、とか。その程度の浅ましい話ではあるんですが。

ちなみに、アメコミが好きな人よりもアメコミについてロクに知らない人が「アメコミっぽい」と思うほうが現実的には勝ちなのかもしれないなぁ、と思ったり思わなかったり。
どっちも満足させられるのが一番いいんですけどね。


ぱっと思いつくアメコミの記号を書き記していってみよう。
ちなみに自分のアメコミ知識はかなりいいかげんであることをあらかじめ告白。


・漫画がカラー
これはまぁ、そうなんだけど言うまでもなく目に見えるところだなぁ。
白地に黒の活字だけでフルカラーと感じさせることができたら、それはそれですでに別の領域の超人だ。


・割と気さくにクロスオーバーする
複数タイトルを混ぜればいいのかって言うと、そうではなく。
まぁ、物語である以上主役格のキャラクターがいるわけで、そのキャラクターたちがであったら、戦ったらどうなるだろうという「if」が発端なんだろうなぁ。
卓ごとに主役(PCもPLも)が変わるTRPGではそういう「if」ははじめっからそこにあるのでやりにくいかな?
アルシャードサプリメントの付属シナリオにそういうのがあるみたいだけど、やったことないので不明。
FEARのリプレイによく登場する柊何某はある意味一人でクロスオーバーしているのか。
エターナルチャンピオンと行ったほうがいいのかも、って、なんか違う意味に聞こえるなぁ。


・ヒーローと悪漢が長く存在しつづける
最近のFEARのゲームに顕著なんだけど、昔はよく見た「毎回出てきてはやられて逃げていく敵幹部」(例をあげれば「タイムボカン」シリーズの三悪人とかね)が存在しにくい風潮なのかしらん。
FEARゲーだと基本的にボス的は殺されてしまうことがほとんどのように思う。
ダブルクロスで登場するディアボロスの人は毎回毎回死亡してもすぐ帰ってくるのだが、どこかで生き返っているだけなので、逃亡して後に引きを作っているわけではないと判断。
まぁ、あれはすでに一つの完成されたネタなので別。
バットマンやスーパーマンでもライバルであるジョーカーやレックスルーサーは逮捕されることはあっても一話で殺されてしまったりはしません。
アメリカのTVアニメとかでは殺人シーンが放送できないとかもあるんでしょうが、アメコミのほうでもすぐに死んでしまうわけではないのはご存知のとおり)
まぁ、キャンペーンが前提ではない単発だと、次回以降の伏線とか無意味だから使い切ってしまうのもわからなくはないんですけどね。
ん、つまりアメコミっぽい=キャンペーン前提?
(日本の連載漫画でも同じです)


・話を作る人、線を描く人、色を塗る人と分業している
読者にとってはそれは一人で描いていようが100人で作っていようが中身が同じなら変わらないわけだし。
そもそもTRPGでそんなこといわれても困るだけだろうなぁ。

んー、つらつら描いてみたけどいまいちコレってのはないですね。
識者の意見求む。