TORGオンリーコンベンションで行ったシナリオのレポートというかgd

こんな予告編でした:
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ナイル第10帝国の狂えるファラオ、Drメビウスの狂気の計画が実行され……失敗した。
マッドサイエンスにより改造された『進化型リアリティストーム』はサイバー教皇領全土を飲み込むはずであったが、目標をそらし、ポーランド南部、チェコスロバキア西部一帯。かつてボヘミアといわれた地域をついうっかり飲み込んだ。

どこのものとも知れない、かつてあったリアリティを全て混ぜ込んだ洗濯機のような嵐は、ボヘミアを蹂躙し、嵐の内部は絶望と思われた。
しかし、人々は見た。
嵐に包まれたボヘミアよりいで来たる、超常異能の群れを!

そこには正義があり、悪があり、法があり混沌があった。
堕落点があり、名誉と誇りと英知があり、ロイスとかフレアとかヒーローポイントとか、観客心とか民の声とか悪運とかネガティブヒーローポイントまであった。ラックもあったが当然ファンブルも山ほどあった。
それはアルファであり、オメガであり、マンチキンでありルーニーでありリアルマンとロールプレイヤーが同居していた。
どこのレルムにも属し、しかし誰も知らぬレルムより、彼らは来た。
それは美しき夢見人。
夢路より来たりて、星の光を仰ぐもの。
世界が見る夢か、夢が見た世界か。

トーグオンリーコンベンション第9回用シナリオ
ボヘミアン・ラプソディ

世界を救う夢。夢が救う世界。
夢か現か真か嘘か。
たとえ夢でも……いつかは真。
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……なんか壮絶に混ざった!!

要するに、各システムの中である「PC側に有利なシステムを世界法則として持ち込んでみよう」っていう企画ネタです。
色々あった結果、卓は成立。
みんな良くやるなぁ。

■こんなキャラクターでした。

ファングス(20代後半の男性)
出身世界は「真・女神転生20XX」のペルソナ使い。
▼世界法則「ペルソナ使いの法則」
コミックパワー<チェンジ>を持ち、えらく凶悪な外骨格相当のペルソナを降ろすことができる。
ただし、<チェンジ>使用後の一番最初の攻撃だけは、敵味方問わずにランダムに攻撃する。

パーティー内最大の火力と戦闘能力を持ちながら、データ的に自分を信用できないペルソナ「軍神アレス」を持つため、最後の最後、危害を及ぼしかねない味方が周囲からいなくなるまでパーティの行動司令塔としてクレバーな動きを見せてくれました。


パトパトリン・レイクラード(外見年齢は14歳、実年齢は2X才の女性)
出身世界は「蓬莱学園の冒険!」の狂的科学部のマッドサイエンティスト
▼「墓穴の法則」
一セッション中に一回だけ、ポシビリティの振り足しを2回重ねることができる。
ただし、自分がリンク切断を起こすとパーティ全体に逆転負けが発生する。

ちっちゃくてえらそうなマッドサイエンティスト
蓬莱学園出身の生徒らしくよく喋り、よく周囲を巻き込む。基本、何事にも体当たり。
また、ネタの源泉がなんか近いようで、彼女の発言を聞いてGMがこっそりシナリオを付け足した箇所も一箇所あります。


J・B(23歳男性)
出身世界は「スペオペヒーローズ」の宇宙船を駆るヒーロー。
▼「ネガティブヒーローポイントの法則」
GMはセッション中3回まで、PCの判定ダイス目を「1」にできる(ただし、リンク切断は起こらない)。
PCは、GMがダイス目を「1」にした回数だけ、自分のダイス目を判定後に「20」に変更できる。

正義を守り、生き様を貫き、それでも女性の悲鳴があればそんなのうっちゃって助けに行く生粋のヒーロー。
その死ぬほど前のめりな潔さはパーティのモチベーション担当として輝いてました。
装備品の名前が「レブル」とか「リフレクター」とか、ことごとくスペオペヒーローズ準拠になっていてびっくり。
危うくDrメビウスがドクトルVになりかけました。危ない危ない。


高町なのは(12歳女)
出身世界は「ナイトウィザード」の強化人間。
▼「月衣(カグヤ)の法則」
リアリティバブルを張る際に、行動を消費しなくて良い。
また、バブルを張っていれば遠隔矛盾を受けない。

キャラ名は別のアニメ作品出身らしいダブルクロスオーバー生命体。
ミリタリー+サイバー+魔女っ娘だから、サイバー教皇領でいい……んだろうか。
パーティー随一の射撃の腕の持ち主で、今回は主に精密射撃関係を担当。
地味に飛行手段(ガンナーズブルーム)を持っている。
ところで、後でちょっと調べたんだけど、出身世界はアルシャードガイアでなくてよかったんだろうか。


ずたずた・ランドリック(23男)
出身世界は「ハイパーT&T」の戦士。
▼「ハイパーバーサークの法則」
戦闘中に、1行動消費して「ハイパーバーサーク」が使用可能。
リアリティ技能でパワープッシュを行い、その結果を好きな能力値に加える。
戦闘中継続するが、受けるショックダメージは常に+2される。

弱きをくじき、強きにつく。敵も味方も欺いて敵を裏切って味方に戻る。
それは出身世界というか単にそういうのが得意なだけだった模様ですが、他のPLさんたちからは「オールドワールドの出身ではないか」と評判になるほどの好評さ。
とある敵キャラクターとすごい相性が良くなってました。

鮫田礼二郎(30代男)
出身世界は「クトゥルフの呼び声」の探索者(学者)。
▼「図書館ロールの法則」
主要技能<知識:クトゥルフ神話>を、「図書館ロール」と読み替える。
「図書館ロール」は、<推理>技能として扱い、達成値によって必要な時間が変わる。
リンク切れは「一時的発狂」と読み替える。

知識を求め、常に冷静を持ってよしとする学者肌の探索者。
一番の常識人なんだけど、システムの問題か突然「あいつが犯人だ」くらいの中間をすっ飛ばした結論が飛び出すMMRっぽい人に。
結果的に一番NPCと交渉していたのはこちらかもしれません。